ホットワインとは?
ホットワインは、体に良い健康的なお酒として、日本でも女性を中心に注目されるようになってきています。文字通り温めて飲むワインのことで、中世の西ヨーロッパで誕生した飲み方だと伝わっています。
ちなみに、「ホットワイン」という呼び名は日本で生まれた和製英語なので、外国ではほとんど通じません。イギリスでは「モルド・ワイン」、ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、フランスやイタリアでは「ヴァン・ショー」など、各国や地域によって様々な名称で呼ばれています。
中でも特に有名なのが、本場ドイツのグリューワインです。ドイツでは11月中旬頃から、街のいたるところでクリスマスマーケットが開かれます。
赤ワインをベースに、スパイスやフルーツ、砂糖か蜂蜜を加えて温めるのが基本レシピです。
風邪や風邪予防にgood!
「冷えは万病のもと」と昔からよく言われますよね、風邪の予防に欠かせないのが、免疫力です。女性は特に冷え性の人が多いですが、体の冷えで基礎体温が低下すると、免疫力も低下すると言われています。ホットワインで体を温めて、免疫力の低下を防ぐことが期待できます。
そして、赤ワインにはポリフェノールが豊富に含まれています。ホットワインの甘みと香りづけに使われる蜂蜜には、殺菌作用や抗炎症作用があります。さらに、漢方薬としてもよく使われるシナモン(桂皮)は、ビタミンBが多く含まれています。これらを組み合わせることで、風邪予防や風邪の引きはじめの症状にも効果的と言われています。
注意点
ホットワインは、温めてもアルコールが全部飛んでしまうわけではありません。子供や妊婦、運転する人はもちろんNGです。
また、体に良いからと言って飲み過ぎたり、風邪薬を服用している時に飲んだりするのは危険なので、くれぐれも注意してくださいね。
ワインで太る原因についてはこちらで詳しく解説しています。
決め手はスパイス!ホットワインの簡単作り方
ホットワインのベースになるのは、基本的に赤ワインです。お好みの赤ワインを使ってください。開栓後、飲みきれずに残っていたワインでもOK。
・赤ワイン 375ml
・蜂蜜 大さじ1/2
・レモン 1/3個
・シナモンスティック 1本
・クローブ(ホール) 4粒
【作り方】
全ての材料を鍋に入れて、中火にかけます。沸騰する直前に火を止めて、茶こしなどでクローブを取り除いて、耐熱カップに注ぎます。
お好みで、りんごやオレンジなど他のフルーツや、ブラックペッパー、生姜、オレンジマーマレードなどを加えても美味しくいただけます。
ホットワイン用ワインを通販で購入しよう!
ホットワインは、基本のレシピをお好みでアレンジできるのも魅力のひとつ。季節のフレッシュフルーツの他、ドライフルーツやジャムなどを使うと、さらに手軽に楽しめます。
いろいろなスパイスを入れることで相乗効果も期待できますし、薬草酒のような感覚で飲めそうですね。
ホットワインを作るのに使うワインは、高級なワインでなくても普段の家飲みワインで十分です。私は、思い立ったらいつでも作れるように、ワイン通販でセール期間にまとめ買いしてストックしています。
もし、セットで注文したワインの中に、味のイメージが自分の好みと違うものがあった時には、ホットワイン用に使うのがおすすめです。
心身の健康と美容に、ぜひホットワインを上手に取り入れてみてくださいね。